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真実に向き合う勇気
大東亜戦争が終わったときは、まだ小学校にあがってもいない年であった。
小学校に行くようになってから教えられたのは、日本が悪いことをしたから戦争に負けたのだということばかりであった。
新聞やラジオでわかることは、一面の焼け野原となった都会に浮浪児があふれ、三国人(今はそういう言い方をするのはご法度らしい)が横暴の限りを尽くしていても、日本の警察では手が出せない治安の悪さばかりであった。

とにかく、どこの家庭も貧しかったけれど、大人も子供も日本の復興を目指して懸命に働いた。
国の存亡をかけて誇りのために戦った大人たちは、敗戦の言い訳を口にすることもなく、平和になったことを感謝しつつ、今度はその誇りを復興に向けて、寝る間も惜しんで働いたのであったことを忘れることができない。
最初の内は食べる為だけであったから、仕事の選り好みなぞできなかったが、段々に自分の能力を発揮できる仕事の場を作り出し、徐々に豊かさを築いていったのである。
理不尽な扱いを受けても、泣き言を言っている大人を見たことがない。
信義を重んじ、嘘を付いたり人さまに迷惑をかけたり、恥と思われる行いを慎むことは、手酷い敗戦を経験した後でも失われることはなかった。
必死で働くことは、誰にとっても当たり前であり、互いに助け合って生きていたのである。

そうした努力が報われない筈がない。日本は目覚ましい勢いで発展していったのである。
その頃になると、隣国である韓国を助けてやるべきだという動きが出て来た。可哀そうだというのであった。
「和をもって尊しとなす」が基本構造である我が国では「気の毒な隣国援助」といわれることに反対する人は殆どいなかったのではなかろうか。
共に廃墟から立ち上がろうとして励んでいるのだと信じたし「お互い様」という意識も強く働いてのことであったと思うが、今になってみると、それが良かったのかどうかわからない。

彼らは、二人集まれば三派ができるといわれる精神構造から脱却できなかったのではなかろうか。
互いが上下関係を主張して争い、そのつまらない争いは互いが壊滅状態になるまで続く。
その結果が他国の属国となることに結びつき、しばらくして安定すると、また争いを始めるという歴史の繰り返しであったように見えて仕方がないが、意識を変えようとはしなかった。
自らが努力するよりは恨み言を並べ立ててタカルという精神構造を改革することが、それができるチャンスであったにもかかわらず、とうとうできなかったのではないだろうか。その後の何十年も、一体何をしていたのだろう。

歴史も自分に都合よく捏造して主張するけれど、そんなことをする前に、真剣に自国の歴史に向き合う勇気はなかったということに外ならない。
もしも、今になってそれをしようとしたら、余りの惨めさに精神崩壊してしまうかも知れないところまで来てしまっているのではないのか。

ゲシュタルト崩壊(独: Gestaltzerfall)という言葉がある。知覚における現象のひとつであり、 全体性を持ったまとまりのある構造(Gestalt, 形態)から全体性が失われてしまい、個々の構成部分にバラバラに切り離して認識し直されてしまう現象をいう。
幾何学図形、文字、顔など、視覚的なものがよく知られているが、聴覚や皮膚感覚においても生じうる。
しかし、自国内と日本相手出ないと通用しない歴史認識のままでは、健全な国を構築できないのも事実であろう。鎖国をしているわけでもあるまいし、世界に出ていけば真の歴史事実は否応なく知らざるを得ない資料が山ほどあるのであるから、いずれは知るに至る。
それを認めないままで何を主張しても、世界諸国からの信頼は得られないのである。
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私が書いた小説 
ある日突然、頭に「これを書け」という声が響いて書き始めた小説「夏風越の(なつかざこしの)」は、書き始めてから年月がかかった。
どう書き進めるのかは、降りてくるお告げに従ってのことであるから、一気に何ページにも及ぶこともあれば、何か月にもわたって一文字も書かないということもありました。
幕末から現代に生まれ変わって、超常現象を介して話しが進むということなのですが、何かが時々降りてきて言われる通りに少しずつ書き進め、2018年10月10日、第12部の後、最終章をまで書き終えました。長きに亘り有難うございました。

童話 「トイレの神様」・「お祖父ちゃんの神様」・「鬼切丸」・「昔ばなし」・「麦の命」・「猿酒を飲んだ天狗」・「狐のお嫁さん」・「花を摘んでいた少女」ほか、幼児に読み聞かせるのに良さそうなお話を書いています。

小説も童話も、カクヨム 百神井応身(シャクジイオウシン)で検索してみて下さい。
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